カテゴリ:大ARY( 64 )

 

2015 総括

2015今年一年有難うございました。

主に管楽器専門誌<パイパーズ>と<フェイスブック>で時折近況をお伝えしているので、大ARYブログの方はすっかりご無沙汰になり申し訳ありません。

膀胱癌による全摘出手術入院とともに幕開けした2015年でしたが、現在それなりの不具合はあるものの、音楽の方は例年通りの仕事量に復活しました。
何よりも「生か死か」を支えてくれた家族に改めて感謝しつつ、2016~は、パリで活躍する三宅純氏の編曲によるソロアルバム制作、そして音楽生活40周年を別の角度からまとめあげることに、一心不乱にスパートをかける所存です。
加えて、悲願の国産バリトンサックス最高峰の製造にも絡んでいきたいと思います。

リーダーユニット、PINKBONGO、CROSSCOUNTER、そして在籍21年目の熱帯JAZZ楽団、エリック宮城EMバンドやブルーノートジャズオールスターズ・ビッグバンドや守屋純子オーケストラのレギュラーとして在籍するビッグバンドにも変わらぬご支援を宜しくお願いいたします。

またサックスカルテット編曲や後進の指導にも残る情熱を注ぎたいと思っています。
来年以降も何卒応援宜しくお願いいたします。

宮本大路





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by DAIROBARIBARI | 2015-12-30 14:29 | 大ARY  

いわゆる盆と正月がいっぺんに来たような能登モントレージャズフェス

中学一年生の時に出会った最初のジャズは日野皓正クインテット。
吹奏楽のクラ吹きの友達がリードを買いに行くというので付いていったのが今は無きヤマハ渋谷店。
普段のファーストフロアはLPフロアだったが、その時偶然に臨時改装してライブコンサートをやっていた。
フォークバンドとロックバンド、そして最後のバンドが日野クインテットだった。
歌や振り付けを合わせてパフォーマンスする二つのバンドと全く違うのが、日野クインテットのそれぞれメンバーの立ち居振る舞いだった。日野さんはロンドンブーツにパンタロン、長髪にサングラスで海老反りになって白いフリューゲルホルンでハイノートを連発、テナーの村岡健さんは逆に微動だにせずネチネチと音を織り込み(同じく白いテナー!)、ピアノのコルゲンさんはピアノに突っ伏し、ドラムの日野元彦さんは猫背で獲物を狙うが如くで、時々何事か捕まえてはニコリとする。ベースの稲葉国光さんはひたすら超然として仏像のようだった。
そんな五者五様の個性が勝手に飛んだりまとまったりするのが面白くてこの初体験の音楽に一気に引き込まれた。
中学生の分際でヒッピー文化がジャズ界にも浸透していた渋谷のオスカーやら新宿タローやらピットイン等のライブハウスにしょっちゅう短パンのまま出入りしていた。線香が充満している店もあった。
追っかけるミュージシャンは殆ど日野さんだった。日野さんがラッパからつば抜きするしぐささえ愛しくて,その飛まつを浴びる最前列で聴くのが好きだった。ドラムとサックスを始めていた自分はいつの日かこのバンドに加入するのだと心に決めていた。
約20年後、日野さんにスカウトされて念願だった入団が叶う。

高校2年の時、初めて携行できるレコーダーが発明された。ソニーのカセットデンスケ。
非常に重いその機材を持って金沢の宝生流能楽や輪島朝市や波の音、最後に御陣乗太鼓を録音した。特に御陣乗太鼓の迫力に圧倒された。太鼓一台という潔さ、入れ替わり立ち変わりソリストが代わる個性、見栄をきる仕草などにジャズを感じてしまった。(去年初体験したゲタ夫さんはロックだ!と仰ってた。それもよく分かる)御陣乗太鼓とも必ず競演するぞ!と誓った。あれから40年以上もかかってひょんなことから能登七尾の5スポットのマスター、西川さんがキューピットとなって頂いてピンクボンゴとの悲願のコラボレーションが去年七尾のアートホールで実現した。

大和民族の静と動のパワーを表現した我がオリジナル「スサノオ」で御陣乗太鼓を曲中曲として演出するのだが、今回の能登モントレーのステージではさらに積極的に絡んでコラボ感が進化した。

日野さんのステージでは最後の曲で日野さんの手招きで乱入させていただいた。
日野さんのTpは衰え知らず。そしてそのリーダーシップやアスリートのような反射神経は今尚健在で本当に恐れ入る。

日野バンド退団後は、自分らしさを求めた形がピンクボンゴに集約されたが、能登モントレージャズフェス2015は私の角度から観ると、「宮本大路の人生」がある意味集約されたようなハレの舞台となった。

日野さんや御陣乗の北岡さんはもちろん、プロデューサーの白石さん、キューピッドの西川さん、ピンクボンゴのメンバー、そしてこの夢の舞台に立ち会ってくれた生き証人の濃いファンやお客様に深く感謝する。





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by DAIROBARIBARI | 2015-07-28 00:52 | 大ARY  

あの映画をもう一度

割と映画は観る方だと思う。タイムリーに映画館へ、とはいかなくてもTSUTAYAで新作、準新作や話題作の6~70%位は観てるんではないか。
最近はCGはどんどん進んでいるし、展開のスピードは大概小気味良いから、恐ろしく退屈する映画には滅多に出くわさないのだが、胸に響く作品となると、むしろ昔の方が多かったんじゃないか、と感じる。
そんなわけで、老い先短いこの人生、感動で揺さぶられた名作をアンコール視聴していこうと決めた。
誰でも最高に好きな作品というのは多かれ少なかれ有るはずだが、それでも5回以上は観てる!という作品は何本も無いのではないか。おそらく4~5回以上観たという超お気に入りは数作で、2~3度観た、という作品の方が割りと多数あるのではないかと推測する。

黒澤明の「七人の侍」、フランシス・コッポラの「ゴッドファーザー」、チャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」、フェデリコ・フェリー二の「道」、ヒッチコックの「鳥」、ジャック・ニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」、ダスティン・ホフマン主演の「真夜中のカウボーイ」、クリント・イーストウッドの「許されざる者」、リュック・ベンソンの「レオン」etc.この辺りは何度も何度も観て、もう充分なのだが、一回だけ(多くて二回)観て衝撃を受けたが、それ以来観ていない作品をこの際リピートしてみようと思った。

その栄えある<あの映画をもう一度>シリーズの一本目は「危険な情事」(マイケル・ダグラス主演)
20年以上前に本作を観て、映画だけでトラウマになった筈だったのだが…(苦笑)、今回もう一度観て完全に萎えた(爆)。はい、もう、その代償はただごとではないことがよ~く分かりました。。。はい。すみません。
二本目はスティーヴン・キング原作「ショーシャンクの空に」。
主演はティム・ロビンスとモーガン・フリーマン。20年振りに会ってもスっと心開いて静かに話せる親友の様な映画だ。そうそう。こうやって静かに感動する映画が少なくなってきたように思うのだ。

自分はドラマでも戦争モノでもSFでも恋愛モノでもアクション系スポーツ系でもなんでもOKなのだが、次はどの辺から攻めようかな。







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by DAIROBARIBARI | 2015-07-19 00:15 | 大ARY  

熱帯ジャズ楽団20周年記念コンサート

熱帯ジャズ楽団20周年記念コンサート。

伝統の東京文化会館大ホール、ソールドアウトをステージ側から観るのは圧巻。
先日のオーチャードホールも満席だったけれど…無料だったからな。
プレイヤーが一丸となってステージ上ではち切れて、客席も呼応して揺れる。ミュージシャン冥利に尽きる幸せだ。
オレは筆まめな方だから、FBの反応などもメンバーの一員として感謝のメッセージを書く。
リーダーでも広報部でもないのに出過ぎたことかな、とチラっと頭をよぎるが、ピンクボンゴでも樹麻クンが適切な対応してくれているのを見ると感謝の念しか湧かないから、ヨシ!これでいいのだ、と信じる。

現ダイエー監督の工藤氏が現役時代、ダイエーから巨人に移籍する時に17万人の移籍引止め嘆願書を手紙で受け取った。その感動と感謝を表すのに奥さんの勧めで、住所と宛名は自筆で全員にお礼状を書いた。書き終えるのになんと7年かかったそうだ。しかも巨人時代は立場を考えて、このことは一切公表を控えていたそうだ。

感謝の気持ちを持つことは大事なこと。それを伝えることはもういっちょうパワーを使うこと。










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by DAIROBARIBARI | 2015-07-05 02:04 | 大ARY  

陽はまた昇る

2/7に退院して、一ヶ月振りに楽器を吹いたが、どれを吹いてもスーとも音が出なかった。
40年の音楽生活でも、12歳からスタートした楽器人生でも一ヶ月楽器を鳴らせなかったことなど無かったのだ。一日サボれば三日分は後退するという楽器練習。
退院して二日は自分の身体と楽器と格闘。翌週からは日に3~4人ずつプライベートレッスンする中でリハビリを兼ねた。一週間後に教室仕事に電車や車で移動を開始した。
そしてスタジオ仕事復帰第一弾が舞い込んだら、伊丹君やトガシキ君やノリキ君、ベースの慎ちゃん等、同窓会のように和む仕事だった。
今日は守屋純子オーケストラのリハ。5時間リハに耐えられるかが関門だったがなんとかクリアした。
以前はなんでもなかったのだがな…。
でもみんなの懐かしい音に包まれつつ音を繰り出すのは幸せなこと。20日のさくらホールでの本番もクリアしてみせるさ。
まずは与えられ予定している仕事を精一杯こなすことに全力を尽くそう。
自分のメイン街道を歩くことからしか世界は広がっていかないのだから。




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by DAIROBARIBARI | 2015-02-19 00:52 | 大ARY  

オリビア エステファン

ストリングス、ブラス&サックス+木管セクション、ラテンパーカッション多数のリズムセクション、コーラス隊、フルオーケストラをバックのオリビア エステファンのフランスでのコンサート。ラテン有り、ジャズスタンダード満載の上、重厚なアレンジで素晴らしかったな。
時々挟まれるサックスのソロやピアノソロ、ヴァイオリンソロもクォリティが非常に高い。

そんなステージを見ながらつい感慨深くなる。
素晴らしい歌姫のバックで淡々と務める兵隊仕事も本当に幸せなものなんだよな☆

ささやかながら自分の曲、自分のアレンジを気に入ったメンバーで育んで発信していくリーダー仕事。
ファーストコールのソリストとして席が用意されたビッグバンド仕事。
駒数として配置されたオーケストラ仕事も無名戦士として100万回やったCMやレコーディング仕事もどれもこれも楽しくやってきた。
楽器を吹けるだけで幸せだし、頭数として参加した仕事でも看板のパフォーマンスが素晴らしければ、それを垣間見つつそっと涙を流して淡々と譜面を吹いてきた。
それでいい。

オレは死ぬまでホーンマン。たまにドラムも叩くけど。






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by DAIROBARIBARI | 2014-12-29 01:17 | 大ARY  

久々のピンクボンゴ・ライブ@赤坂B♭

新しい顔。時折見る顔。懐かしい顔。
ステージから見ると、マーブルチョコレートのように客席いっぱい色とりどりの顔が期待でまあるく甘く優しく微笑んでる。
ピンクボンゴの東京ライブは6月の下丸子JAZZ倶楽部出演を除くと実に久しぶりであり、お客さんが集まってくれるのか、ちょっとブルーだった。
以前は赤坂B♭を根城にして毎月の様に演って、満杯を保っていたが、震災もあったし、メンバーチェンジもあったし、、マンネリやら、フォーカスもいつの間にかブレていたのかもしれない。徐々にオレの頭の抜け毛に比例して客席もなしくずしに薄ら寒くなっていった。
毎月同じ場所で固定客を繋ぎ止めるのは神様級ミュージシャンでも至難の技だが、驕りもあったかもしれない。
絶対ブレるものか、という信念は、ひょっとすると只の思考停止や意識の硬直化や思い上がり、一言で言えば
「頑迷」だったかもしれない。

我々は修行も兼ねて旅に出た。地方巡業に活路を求めたのである。
小さなライブハウスから大きなジャズフェスまで体験する中で、段取りを変えたり、演目を刷新したり、小芝居をやめたり、逆に新ネタにトライしてスベッたり、、さまざまな経験を積んできた。
それが自信に繋がってきたと言えれば、もう何も不安は無いのだが、そうは問屋が降ろさず、いくら場数を踏んでも、歳を取っても、たくさんのお客さんのほころぶ顔が見えるのか、昨日も今日も明日もやはりナーバスに変わりはない。

アンコールも終わり、ミュージシャン溜りに戻り際に、久しぶりの顔が喜色満面で立ち上がり、パワーアップしていますね、のMさんの声と、マーブルチョコが達がもう、どんろどんろに溶けて混ざって液状になっているのを見届けて、それを頂戴してようやく心のガソリン注入となる。
でも、これって燃費悪いんだよなあ(笑)
でも…とにかく…前へ!







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by DAIROBARIBARI | 2014-09-20 04:20 | 大ARY  

ピンクボンゴツアー

6月中旬からスタートした久々のピンクボンゴ・ツアーは概ね大成功/大盛況だった。
開幕の春日部はピンクボンゴの聖地(スポンサーの地元)ということもあり、初日の緊張が和らいだ。
今回メニューはCDのコンセプトと相まって、ストレートジャズ&ストレートラテンジャズのプログラム。
カポネのムード歌謡だってジャズのカテゴリーで聴いてもらいたかったから、お笑い的なウケなど無くても全然構わない方針で貫いた。
とはいえ、老舗の下丸子ジャズ倶楽部等の初出演用にグランドメニューも用意した。下丸子では既成のユニットが出るのは初めてのケースなので、主催者は当初、集客や反応に憂慮したそうだが、結果は杞憂に終わり、200近い満員御礼の上、常連のお客さんの圧倒的な支持を得た。司会であり、オレが唯一尊敬する評論家の瀬川さんは最後の方では陽気に鼻歌を唄い出し超ゴキゲンだった♪♪
能登では高校2年の時に出会い衝撃を受けた御陣乗太鼓との共演という40年越しの悲願を達成した。
七尾美術館アートホール、ソールドアウト。
演奏中、クライマックスに達した時、幸せのあまり、もう死んでもいいや、とさえ思ったが、演奏フィニッシュ後の割れんばかりの拍手と反応に、「あ。これはもっともっとたくさんの人にこのコラボを知らしめたい」と欲が出た。来年も挑戦するぞ。
能登もそうだったが、尼崎のアローなど、女性ファンの圧倒的な比率に驚き、またシリアスな直球勝負のジャズ系演目に女性ファンがしっかり受け止めてくれることに素直に手応えを感じた。その後も和歌山、四日市、千秋楽の浜松の雪月花までぎっしり満席のお客様が盛り上がってくれた。
その盛り上がり方の質はこれまでとは違う上質なジェントルな空気感だった。
CDの売り上げも極めて好調の、今季第一回目のツアーとしては上々の滑り出しとなった。感謝。

さて、滞っていたレッスンやらリハをギュウギュウにこなして、いよいよ今週木曜から4~5日スイス・モントルージャズフェスに出演してくる。エリック宮城・指揮ブルーノートジャズオールスターズビッグバンド・フィーチャーリング小野リサ。

旅は続く。






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by DAIROBARIBARI | 2014-07-07 02:02 | 大ARY  

パットメセニー

パットメセニーの音楽は好きだしCDも持っているのだが…、
噂に聞いてたモノホンの楽器を使った自動演奏(なんとかっていうネーミングあるんだよね?)ライブをテレビでやっていたので一瞬釘付けになったが、二曲目の途中で早々に飽きてチャンネルを替えた。
一つ目の理由は、
結局カラオケ演奏なのに、なんであんなにノリノリのパフォーマンスで演奏するのか恥ずかしくなってきたこと。ナルシストの骨頂の図。
自分がもしもあの中でサックス持ってのけぞって吹くとして、それを見て喜ぶファンは、片手に満たないだろうなあ、とか想像してみたり(汗)。
二つ目はバンドメンバー間で丁々発止の有様の無い寂しさ。

プログラミングに時間も金もかけているだろうことは見て10秒以内に分かるのだが、ゆえに、まるで世界の終わりで3Dの美女を発明し侍らせている孤独な博士のようにみえた。(手塚治の火の鳥にもそんなシーンがあったな)
横にいたカミさんも「誰だか知らないけど、Tシャツ着たおっさんが一人で身をよじって演奏しているとこなんか見たくないんだけど」と(笑)。「これ、マニアの人しか面白くないよね~、マニアの人いるわけ?」と訊くので、そりゃあもうかなりたくさんの人がね、と答えた…。
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by DAIROBARIBARI | 2014-05-20 22:35 | 大ARY  

ダブルリップ奏法

発端はジャズの奏法を伝授するにあたってもっと強烈に理解しやすい効果的な指導法がないものか、朝、思案している時だった。
自分がまず思い切ってある音をダブルリップにすることによって、今までの奏法とも重ね合わせることが出来たので、アルトを手始めに順々に音域を広めてみた。
ダブルリップ奏法の習得開始である。
手応えが強く感じられたので、自身DL修行中の身であるが、あえて以下の症状の生徒にクリニックしてみた。

1、アンブシュアが固く力が入り過ぎている人。
2、音程が上がりやすい人。
3、マウスピースを抜きすぎていて音質が痩せている人
4、吹奏楽的奏法からなかなか脱却できずに喘いでいる人。

結果はそれぞれ短いレッスン時間の間にも関わらず、上記症状の全員が、太いジャズトーンで次々にチューナーの中央”0”を射抜いていった。第一オクターブ内と最低音は楽にクリアした。
オレ自身もだが、これほど効果抜群だとは!皆の目から次々に鱗が落ちていくのは壮観であり快感だった。

こうなると指導者としてはある程度DLをマスターせずにはいられない。
朝から始まった新奏法のトレーニングは夜中になっても続いた。
その間にフェイスブック上にこの件をアップすると、クラシック界を代表する雲井さんやジャズテナーの第一人者、小池氏や熱帯同僚のコンちゃんやフュージョンサックスのアイドル、ホンダ君やDL奏法で30年やってらっしゃるという藤原さん等々、各界著名人からコメントを頂き、大変勉強と励みになった。非常に有り難い。

修練の途中経過としては、バリトンは今までの奏法と殆ど重ね合わせることができる。
テナーは実用音域内はそれほど苦労しないが、フラジオはまだ不安定だ。
アルトはハイCまでは問題ないが、高音サイドキー以上になるとチト厳しい。
ソプラノは第一オクターブは問題ないが2オクターブ目中間から相当怪しい。
クラに至っては全然クラらしい音がしない。
バスクラは全音域に於いて有効。

ソプラノやクラ(アルトの高音域を考えるとアルトも)では上唇の巻き具合とリードを柔らかめに替えることで打開できそう。
浅めに咥えることが必須。

DL奏者かどうか真偽のほどはあまり詳しくはないのだが、コルトレーン、ゲッツ、ゲイリーバーツ(この人は上唇を見れば確実。直接至近距離で確認したこともあるし)ブランフォード、日本では緑川氏、大山氏、池田のあっちゃんもそうだったかなあ?etc.

DLに完全に乗り換えるかどうかは思案中だが、この取り組み中の奏法は少なくとも、自他ともに脱力を求めるには絶好の奏法であることは確信できた。

頭を抱えるほどの私の最も強敵達=苦闘している私の愛弟子達に処方していくのが楽しみでならない。
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by DAIROBARIBARI | 2014-05-12 01:44 | 大ARY